阪神・村上 先発4失点も初球宴楽しむ 有言実行の初球スローボールも!「良い思い出」

 7回、ソロを放った宮崎(51)を出迎える村上ら
 初球、超スローボールを投じる村上
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 「マイナビオールスターゲーム2023・第1戦、全セ1-8全パ」(19日、バンテリンドーム)

 コロコロと表情を変えながら、夢舞台を存分に味わった。飛躍の前半戦を駆け抜け、多くの野球ファンが用意してくれたマウンドへ。全セの阪神・村上頌樹投手は初の球宴登板を笑顔で振り返った。

 「めちゃめちゃ緊張しました。パ・リーグのすごいバッターたちと対戦できたので、すごい楽しかったです」

 予告通りに場内を沸かせた。初回先頭・外崎への第1球目に、出場決定時から意欲を示していたスローボールを投球。どよめきが起こり、「何か印象に残ることがやりたかったので、初球からいこうと梅野さんと話してました」と満足げな表情を浮かべた。

 ただ、その外崎に左前打を許すと、熱望していた近藤との初対戦。1ストライクから内角高め147キロ直球を捉えられて右前打を浴びた。無死一、二塁とピンチを招き、続く松本剛に右前へポテンヒットを許して先制点を献上。この回まさかの4失点を喫した。「なかなかアウトがとれなかったので笑っちゃいました」と苦笑いしたが「それはそれで良い思い出」と右腕。二回は無失点に抑え、初の球宴は2回6安打4失点、2三振で終えた。

 近藤には第2打席でも左翼フェンス直撃の一打を浴び「2本とも打たれたので悔しい。1球見たらすぐにアジャストしてくる」とすごみを実感。「普通の真っすぐだけだと抑えられない事は分かったので、クイックや間を生かして行ければ」と再確認した。

 試合後には貴重な機会も得た。サイ・ヤング賞右腕のDeNA・バウアーと変化球談議。スライダーについて教わったといい「明日とか試してみて、やっていきます」と引き出しの一つとしていく。「いろんなすごい選手たちがいるので、話しかけて吸収できたら」。残り1日となった祭典を満喫し、進化へとつなげる。

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