阪神・岡田監督「この2つ非常に大きい」 若虎ハッスル&首位攻防戦連勝で上機嫌!輝交代の執念采配ズバリ
「阪神5-4DeNA」(12日、甲子園球場)
サヨナラ勝ちの興奮が冷めぬまま、阪神・岡田彰布監督(65)は上機嫌で会見場に現れた。中大の先輩・牧がどでかいアーチを放てば、負けじとルーキー・森下も会心の一発でお返し。「また中央デーになってしまったけどね」。9日に続く“そろい踏み”に笑いが止まらなかった。
「交流戦明けでね、横浜にやられてるんで、この2つは非常に大きいと思いますね」
執念采配が劇的勝利を呼び込んだ。2-4の七回。島本が2死を奪い、宮崎を迎えると、佐藤輝をベンチに下げ、5番に馬場、三塁に糸原を就かせた。
「馬場をイニングまたぎしたかったんでね。打順の巡り合わせでああいう形になったんだけど」。このタクトがズバリと決まった。馬場は1回1/3をピシャリと抑えると、八回は先頭・糸原の左前打から同点に追いついた。
一方、佐藤輝はこの夜3打数無安打。1軍再昇格後も22打数2安打と苦しんでいる。今カード前には「終わってしまうか、終わらんかやろ」と厳しい言葉を投げかけていた。途中交代は監督からのメッセージか?そう勘繰った問いを、指揮官はきっぱりと否定した。
「いや何もない。それは打順やんか、打順の巡り合わせで馬場がイニングまたぎするから代えたんであって」
首位攻防第2ラウンドは鮮やかな逆転勝ちで2位・DeNAと3ゲーム差に広げた。3連勝も5月の9連勝以来、約1カ月半ぶり。第3戦は大事かと問われると、余裕の笑みで返した。「いつもいつも大事な試合言ってたら、しんどうて試合できひんからな。普通にやるだけやん」。勝負の後半戦へ、まだまだ肩の力を抜いて戦う。
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