「阪神５－４ＤｅＮＡ」（１２日、甲子園球場）

　阪神のドラフト１位・森下翔太外野手（２２）＝中大＝が九回、サヨナラ犠飛で試合を決めた。２点を追う八回にはサイ・ヤング賞右腕のバウアーから起死回生の同点２号２ラン。大活躍のルーキーを支える意外なモノを担当記者が明かした。

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　甘～い“お供”が活躍を支える。６月上旬。蒸し暑い中で練習を終え、クラブハウスに戻る森下のリュックにはコーラが入っていた。試合前に砂糖たっぷりの炭酸飲料。体に悪影響を及ぼしそうだが、夏場は強い味方となる。

　「練習中にエネルギーで筋肉を削られないように摂ってますね」。プロとして初めて迎える夏の暑さで知らず知らずに重なる身体疲労。エネルギー消費量は増加する中で、炭水化物が枯渇すると筋肉量の減少につながる。体作りのために行う試合前のウエートトレーニングも習慣。今だけでなく未来への“投資”も同時に行っているからこそ、エネルギー不足の状態をご法度とする。

　「そこまで意識したのはプロに入ってからですね。１日動いている時間が長いので」。今も大幅な体重減少はなし。コーラ効果で森下が夏の主役となる。（デイリースポーツ阪神担当・北村孝紀）