ヤクルトＯＢの宮本慎也氏が、９日に更新されたＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「野球いっかん！」に出演。阪神の前川への期待を話すとともに、佐藤輝へハッパをかけた。

　「近本はデカいですね。強力打線ではない。近本、中野の出塁率が鍵になる」とし、骨折で離脱した近本の穴の大きさを指摘。

　中軸打者として期待される、高卒２年目の前川については「高卒２年目であの下半身。あれで上半身もうちょっとついてくると結構、面白いですね」と期待の大きさを語った。

　さらに「“当て勘”が良くて、プロの変化球とかも結構、普通についてきている。真っすぐが打てないかといったらそうでもない。森下とかも探って使っているけど、前川が全然いいですよ」と期待の若手に太鼓判を押した。

　一方で「やっぱりサトテルじゃないですか？サトテルがもっとしっかりしないと」と不振が続く佐藤輝にハッパ。「目の前にものすごくいい見本がいるんですよ、大山という。凡打でも自分の中でがっかりしてても一生懸命走っているし、ああいうのをサトテルも見習ってほしいですよね」と注文した。

　また「華のある選手、このまま埋もれちゃうのはもったいない」と奮起を促し、「でも、これぐらいでっていう可能性も僕はなきにしもあらずと思う」と指摘。「長所を伸ばしながらも短所も少しずつ削っていかないと。プロなんだから魅せないといけないけど、一生懸命さっていうのがね」と話した。