岡田阪神 正念場乗り切れ!近本ショック振り払えず9失点大敗「いてるメンバーで組まないけん」

 「広島9-1阪神」(4日、マツダスタジアム)

 “近本ショック”に見舞われた阪神が敵地・マツダスタジアムで大敗を喫した。球宴休みまでの踏ん張りどころで、リードオフマンの離脱はあまりに痛い。試合後、岡田彰布監督(65)も無念さを隠せなかった。

 「そらもうしゃあないやんか、それは。デッドボールやからな。それは。そこまでは想定してないけど」

 快勝でチームの暗雲を振り払いたい一戦で、先発・西勇の乱調が誤算だった。初回にいきなり5点を失い「2点でなあ、抑えといたらええのに。ずうっと悪かったからな」と指揮官。今後については「抹消するよ、そんなもん、投げさせられへんやん」ときっぱり2軍降格を明言した。

 「1番・中堅」が不在の中、オーダー組み替えに苦心した。この日は中野、木浪の1、2番コンビを組み、中堅には8番・島田を入れた。打線は先発・床田から7安打し、計9安打を放った。だが得点はノイジーのソロによる1得点のみ。序盤の大量ビハインドが重くのしかかり、追いすがるのも難しかった。

 「今日は左ピッチャーやからな。明日、あさっては右なわけやから。分からん、打順は。いてるメンバーで組まないけんのやから」

 2戦目以降も打線の組み替えは余儀なくされる。この日の試合前練習では森下が中堅でボールを追いかけ、シートノックでも島田と2人ポジションに就いた。森下は大学時代は中堅が本職だった。佐藤輝らとともに緊急昇格となった小野寺と並び、中堅の代役候補となりそうだ。

 2位・DeNAとは1・5ゲーム差のままだが、3位・広島に敗れたため、2・5ゲーム差に迫られた。球宴ブレークまで11試合。セ・リーグ混戦模様の中、虎が今季最大の正念場を迎えた。

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