阪神・木浪が骨折離脱した近本のリストバンドを装着 「自分がただ、使ってたのを貸してと」同期入団、同い年の僚友のために

 6回、二ゴロを打つ木浪(撮影・高部洋祐)
 1回、送りバントを決める木浪(撮影・飯室逸平)
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 「広島9-1阪神」(4日、マツダスタジアム)

 1番打者としてチームを勝利に導く活躍を続けてきた阪神・近本光司外野手が、右肋骨を骨折し、長期離脱が確定的となった。リードオフマンの登録抹消に伴い、1番には中野、2番には木浪が座った。

 その木浪の手首には、これまで近本が使用してきたリストバンドが巻かれていた。「託されてはないです。自分がただ、使ってたのを貸してと。なんでですかね。貸してって言ったから、普通につけてるだけです」と照れから本心を隠そうとしたが、近本は2018年度ドラフトで指名された同期で同い年のチームメート。

 離脱する同期のためを思っての行動かと問われると「それはそうです。もちろん。そうやって、自分からは」と語り、「めっちゃいい匂いです」とおどけた。

 離脱期間は未定だが、背番号5が戻ってくるまで、しっかり首位の座をキープしていたい。「自分のやれることは変わらないので、それを継続してできるように」と近本の分まで活躍するとは背伸びせず、自分の役割に徹することを誓った。

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