阪神・岡田監督「流れに逆らわんよう」継投策ハマった 孫の前で2戦2勝「フフふッ」
「巨人0-3阪神」(1日、東京ドーム)
ノイジーの適時二塁打が飛び出した瞬間、ベンチの阪神・岡田彰布監督(65)は喜びを爆発させた。「ヨッシャ!」。どうしても欲しかった追加点を九回にゲット。右拳を握り、満面の笑みでガッツポーズを作った。
「2点と言わずにあと1点ね。この球場だしね。昨日みたいなこともあるんで。とにかくもう1点というので、堅くバントもいって、うまく先頭で中野も出て良かったですね」
継投策がハマった。先発・伊藤将は七回まで無失点。球数99球。続投も考えられる場面だがスパッと代えた。「(八回に)打順が回ってこなかったらいってたかも分からん。流れに逆らわんように。勝ってるんだからね。あんまりいらんことしたらダメやろ」。1点リードの展開。試合状況を冷静に読み解き、7月初白星を飾った。
試合前は目尻が下がりっぱなしだった。この日は小3、小1の孫と一緒に球場入り。2人には大山、近本のユニホームを贈り、帽子に「道一筋」とサインした。入場パスをもらうと「記念になるな」と“じいじ”の顔に戻ってにっこり。5月3日・中日戦(甲子園)もサヨナラ勝利を届けており、孫の前で2戦2勝。まさに勝利の使者だ。試合後も「フフふッ」と優しい笑みを浮かべて引き揚げた。この日が72試合目。大満足のG倒でペナントレースを折り返した。
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