阪神・伊藤将「一番、悔しいのは湯浅」7回1失点&適時打も聖地12連勝お預け
「阪神2-3オリックス」(15日、甲子園球場)
勝利目前で勝ち星が消えた阪神・伊藤将だったが、ベンチでは逆転を許した湯浅の隣に座り、すぐに声をかけた。「一番、悔しいのは湯浅なのでね。自分はちょっとの声かけしかできないけど」。自身の甲子園12連勝はお預けとなったが、仲間を思いやる姿が見られた。
7回4安打1失点。105球の熱投を演じたが「自分の中ではいいピッチングができたんじゃないかな」と自らに合格点を与える。初回、二回と走者を出しながらも、併殺でピンチの芽を摘み取り「ゲッツーを取れて良かった」と安どした。
本職の投球以外にも、バットで一時、勝ち越しとなる今季初安打&初適時打が飛び出した。同点の四回2死二、三塁。1ボールから山岡が投じた146キロ直球を左前にはじき返した。「たまたまっす」と苦笑いしていたが、打者さながらの打撃センスを発揮した。
前回先発した8日・楽天戦でも勝利投手の権利を持って降板したが、湯浅が小深田にサヨナラ3ランを献上し、3勝目とはならず。ただ、その時も一切、責める様子はなかった。守護神の2軍再調整が決定したが「切り替えてほしいなと思いますね。次もまたある」。完全復活した状態で、1軍戦線に帰ってくることを願っている。
前日には村上、この日は西勇が出場選手登録を抹消された。23日・DeNA戦(横浜)からリーグ戦再開となるが、その“開幕投手”を託される可能性もある。「先制点を取られてばかりなので、先制点を取られないように」と次回登板は納得のいく快投を演じる。
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