【井川慶氏の眼】阪神・湯浅は打たれても平然としているぐらいでもいい

 「阪神2-3オリックス」(15日、甲子園球場)

 守護神が撃沈し、虎が衝撃的な敗戦を喫した。1点リードの九回、湯浅京己投手(23)が2本塁打を浴びて、痛恨の逆転負け。岡田彰布監督(65)は試合後、右腕の2軍再調整を決めた。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は「打たれたあとに、あまり表情や態度には出さない方がいいかもしれない」と指摘した。

  ◇  ◇

 湯浅投手の投球だが、腕はしっかり振れていたし、気持ちも入っていた。ボール自体もすごく悪かったのかというと、そうでもなかったと思う。

 2本の本塁打を振り返ると、まず頓宮選手に打たれたのは、球威がどうとかではなくフォークの投げミスだろう。杉本選手に直球を打たれた場面では、その前のフォークを見逃されていたことを踏まえて、歩かせてもいいからボールでも、というフォークでも良かったかもしれない。ただ、バッテリーとして歩かせたくないというのもあったかもしれないし、配球は結果論になるので、それが全て悪かったとも言えない。

 一つ、アドバイスではないが、打たれたあとに、あまり表情や態度には出さない方がいいかもしれない。人それぞれだから否定はしないし、気持ちもすごく入っていて、この日にかけていた純粋な思いもあったのかとも思う。ただ、試合が終わったわけではないし、相手も見ているので、守護神だからこそ平然としているぐらいでもいいのではと個人的には感じた。

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