阪神・近本 安どの22打席ぶりH&適時三塁打 長いトンネル脱して「めっちゃ楽ですよ」

 「阪神8-3オリックス」(14日、甲子園球場)

 長いトンネルを脱した。22打席ぶりの快音。阪神・近本光司外野手(28)の表情と言葉に安堵(あんど)がにじんだ。

 「めっちゃ楽ですよ。バッティングの状態は悪くなくて、メンタルの状態がよくなかったので、そういったところで出てくれたのはすごい楽です」

 1点を追う初回、ついに苦しみから解き放たれた。高め直球を見逃した2球目。「ストライクを投げてくると思った」と152キロの低め外角直球を一振りし、左前に運んだ。

 自己ワースト目前での一打だった。8日・楽天戦(楽天モバイル)の第1打席以来、21打席無安打。自己最長は2019年の22打席と、あと1に迫っていた。

 「打てるボールがないから打てなかったって自分では処理してて、でも打てるボールが来たら打てるのかってそこは疑問を持ってた」と葛藤。特に前夜、甘い球が来ない山本には苦しみ、「あんまり自分を責めないように、でもつらかったです」と苦しかった胸の内を明かした。

 そんな苦境を打破する一打で波に乗ると、四回には2死二塁から右中間を破る2点適時三塁打。今季交流戦初適時打で5日・ロッテ戦(甲子園)以来のマルチ安打も記録した。復活したリードオフマン。再びそのバットでチームを引っ張っていく。

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