【藤田平氏の眼】元気がない1番2番 阪神打線は今が“底” 甲子園に戻って切り替えを

 「日本ハム0-1阪神」(11日、エスコンフィールド)

 阪神は完封勝ちで連敗を3で止めた。1-0の辛勝にデイリースポーツ評論家・藤田平氏(78)は近本、中野の1、2番コンビの状態を危惧し「打線は今が〝底〟」と指摘した。

  ◇  ◇

 阪神の打線は今が“底”じゃないかな。佐藤輝に代えて渡辺諒を使い、前川を5番で起用するなど手は打っているが、全体的に落ちてきている。特にこの3連戦はチームを引っ張る1、2番に元気がなかった。2人で1安打では、なかなか攻撃のエンジンがかからない。

 気になるのは3試合でノーヒットに終わった近本だ。この日は2四球。二盗も2つ決めたが、ここまで打てないというのは今季初めてではないか。

 八回の5打席目はボールと判断した球をストライクコールされて三振。どうにも納得しきれない様子だった。5球目は高く6球目は遠いと。ただ審判の判定は絶対。捕手がマルティネスのような大きな選手だと、見づらかったり判定の感覚が鈍ることもある-そうでも思って割り切るしかない。

 まあ、投手陣の粘りと辛抱で何とか逃げ切ったね。ひとつ勝って悪い流れを食い止めることができたし、甲子園に戻って出直し。チームとしても切り替えることだ。

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