阪神・伊藤将 7回3失点も3勝目スルリ プロ通算50試合で200K
「楽天6-4阪神」(8日、楽天モバイルパーク)
忍耐が報われたと誰もが思ったが、阪神・伊藤将司投手の3勝目は最後にその手からこぼれ落ちた。
プロ通算50試合目のマウンドは2年ぶりとなる杜(もり)の都で迎えた。今季7度目の先発で初めて梅野とバッテリーを組んだ。初回、2死一塁から浅村に初球を左中間に打ち上げられた。中堅・近本が懸命に前進して滑り込んだが、捕球しきれずに白球はこぼれ落ちた。適時二塁打となり、不運な先制点を献上した。
二回も2死三塁と走者を背負ったが、最後はカーブで太田のバットに空を切らせた。節目のプロ通算200奪三振でピンチを切り抜けた。三、七回にも失点したが、前回の反省を生かし、丁寧に低めへ球を集めながら、味方の援護を待った。
7回で103球を投じ、3失点でマウンドを降りた。直後の八回に3点を奪って逆転し、一時は勝利投手の権利を得た。「粘った結果、野手が逆転してくれたので良かった」と感謝したが、最後に予期せぬ展開が待ち受けていた。
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