阪神・中野が朗希を撃つ 交流戦“侍対決”に意欲「勝ちにこだわる」 源田には“恩返し”を

 ロッテ・佐々木朗と対戦を熱望した中野
 交流戦開幕に気合が入る(左から)巨人・丸、阪神・中野、西武・愛斗、ロッテ・小島(撮影・園田高夫)
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 「日本生命セ・パ交流戦」の開幕記者会見が29日、都内で行われ、阪神・中野拓夢内野手(26)、巨人・丸佳浩外野手(34)、西武・愛斗外野手(26)、ロッテ・小島和哉投手(26)が出席した。中野は「いい流れできてるので初戦の入り方を大事にしながら、交流戦優勝できるよう頑張りたい」と、まずは30日・西武戦(ベルーナドーム)に向けて気を引き締めてのV宣言。WBC日本代表メンバーとの“侍対決”にも胸を高鳴らせた。

 世界一の栄光から2カ月以上が過ぎ、中野が“パの侍”と再会を迎える。「敵になって、たくさん勉強させてもらったので少し心苦しい部分もあるけど、勝負なので勝ちにこだわりたい」。戦友との対峙(たいじ)に偽ざる胸中を吐露したが、勝ちを譲る気はない。

 対戦希望には、代表メンバーのロッテ・佐々木朗を指名。「世界相手に強気で攻めてたので、それに負けないようしっかり打てるように」と“令和の怪物撃ち”に照準を定めた。順調なら佐々木朗は6月4日・阪神戦(甲子園)に登板予定。過去2年の交流戦では5打数1安打と分が悪いが「(打てば)後半戦に入る上でいい自信になる」と力を込めた。

 中野としては対戦打率・400で好相性の西武戦から、交流戦がスタート。「入りで嫌な流れで入ってしまうと、うまく自分たちの展開に持っていけない」と初戦の重要性を主張。WBCで遊撃手として共闘した源田には「いろいろなことを教えていただいたので、自分らしいいいプレーができたら」と活躍を“恩返し”とする。

 「交流戦で順位は大きく変わると思うので、流れを維持していきながら(再びリーグ戦が)始まる前には独走できるようにやっていきたい」。パの猛者たちにも虎の強さを存分に見せつける。

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