先を見据える阪神・岡田采配「虎と鯉が見せた継投の差」評論家の視点

9回、阪神・森下にサヨナラ打を打たれる森下(撮影・立川洋一郎)
9回、3番手で登板した岩崎(撮影・中田匡峻)
8回、2番手で登板した岩貞(撮影・中田匡峻)
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 「阪神1-0広島」(20日、甲子園球場)

 阪神が劇的なサヨナラ勝ちで貯金10とした。阪神先発・大竹は7回6安打無失点。一方、広島先発・森下は8回2/3を1失点で完投負け。デイリースポーツ評論家・藤田平氏は、両チームの継投が、シーズン終盤で『差』となって表れる可能性を指摘した。

 ◇  ◇

 阪神先発・大竹と広島・先発・森下による投手戦だった。両先発は大竹が7回無失点。一方の森下は9回まで続投してサヨナラ負けとなった。

 この日は勝ち星こそつかなかったが球数99球で交代した大竹に対し森下は108球を投じた。当然、それぞれのチームによってリリーフ事情が異なる。また先発投手の気持ちもあるだろう。

 ただ、この日に限って見れば、このような両チームの継投の違いはシーズン終盤で『差』となって出てくる。やはり1年間をトータルで考えた時、シーズン前半から蓄積されていく『疲労』を考慮にいれて投手起用に注意を払う必要がある。

 試合は八回を岩貞、九回を岩崎が無失点で締めて九回裏に阪神新人・森下の決勝タイムリーでサヨナラ勝利。チームとしてはもちろん、タイガース投手陣にとって大きな価値のある勝利と言えるのではないか。

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