阪神・西勇 2戦連続QS!前回リベンジ7回1失点 鬼門バンテリンで1342日ぶりの白星

 7回、鵜飼を空振り三振に斬り、ほえる西勇(撮影・中田匡峻)
 梅野(右)からウイニングボールを受け取る西勇
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 「中日1-3阪神」(17日、バンテリンドーム)

 阪神・西勇輝投手が中日に前回のリベンジを果たした。3日の甲子園での今季初対戦は、2回6失点KOという苦汁をなめた相手だ。同じ涌井とのマッチアップ。個人的に負けられない条件がそろった一戦で、竜打線をねじ伏せた。

 七回2死、代打・鵜飼を空振り三振に斬ると、グラブを力強くたたいて雄たけびを上げた。7回5安打1失点で2勝目。地元・三重から近いバンテリンドームでは「なかなかここで勝つことができなかったので、無事今日勝てて良かった」と、自身19年9月13日以来1342日ぶりの白星となった。

 ピンチでも動じなかった。初回は石川昂の止めたバットに当たった打球が一、二塁間を破る不運もあり、2死一、三塁となるも先制は許さず。前回対戦で1イニング6失点を喫した“魔の二回”も、三者凡退で難なく切り抜けた。「2戦前の早く降板した試合、自分の中で何もすることなく終わった感じがしたので、わざとボールを投げるとか、バリエーションを増やして投げたのが良かった」と反省を生かした。

 本能が刺激される出来事があった。元チームメートのオリックス・平野佳が14日のソフトバンク戦でホールドを記録し、200ホールド&200セーブを達成。若手時代から「僕にとっては教科書です」と頼りにしてきた先輩の偉業に、「スゴいと思う。レベルが違う」と最大限の敬意を払った。「ソワソワしない、堂々としとけ」-。かつて平野から授かった金言を今も胸に刻む。

 不動心で投げ抜いた100球。「梅野の配球も良かったし、ずっと話し合ってたのでいい結果に結びついて良かった。チームが勝てればいいので、仕事ができた安どがあります」。4月18日・広島戦以来、自身の1カ月ぶり勝ち星ではなく、6連勝での首位堅守が何より誇らしい。

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