阪神・佐藤輝 4戦連続打点で今季初5連勝 単独打点王に浮上!大山とアベック打点は8連勝

 5回、適時二塁打を放つ阪神・佐藤輝明=豊橋市民球場(撮影・高部洋祐)
 中日に勝利し、ナインとタッチを交わす佐藤輝(右端)=撮影・高部洋祐
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 「中日4-9阪神」(16日、豊橋市民球場)

 阪神は14安打9得点で今季初の5連勝を飾った中、佐藤輝明内野手(24)の勝負強さが光った。2点リードの五回無死一、二塁から左中間へ適時二塁打を放ち、自身4試合連続でセ・リーグ単独トップとなる23打点目を挙げた。豊橋に足を運んだ虎党を沸かせ、今季最多の貯金8も導いた活躍。甲子園を離れても、頼れる5番打者の勢いは止まらない。

 平凡なフライかと思われたが、軽くバットに合わせた佐藤輝の打球は左中間方向へ伸びていった。外野の芝生にボールがポトリと落ちると、豊橋の虎党は大興奮。背番号8が、打点部門でリーグ単独トップに君臨した。

 大山の適時打で2点リードとなり、なおも無死一、二塁のチャンスで打席へ。カウント1-1から福谷が投じたフォークに対応した。中堅・大島が落下点に入るもグラブをはじき、二走・ノイジーが一気にホームイン。ラッキーヒットで勝利の流れを加速させた。

 「しっかり振り切ることができました。大山さんに続くことができて良かったです。抜けてくれて良かった」

 大山とのアベック打点で両者が打点を挙げれば、今季は無傷の8連勝。昨季から合わせると9連勝中だ。

 4試合連続打点で、セ・リーグの打点ランキング単独トップの23打点目をマーク。「まだまだ序盤なので」と平静を保ちつつ「チャンスで打てば、勝てる可能性が高くなると思うので頑張ります」とさらなる活躍を誓う。

 昨季はセ・リーグトップの34本の適時打を放ち、84打点をマークした。ただ、レベルアップを目指す大砲は「打点も100というのはすごく大きな目標。そこに向かって頑張りたい」と飽くなき向上心を持つ。働き場は5番打者。ポイントゲッターとしての役割が求められる中、遺憾なく実力を発揮している。

 豊橋市民球場はチームにとって隠れた“鬼門”だった。過去2度、中日と対戦。02年4月16日には3-7、19年7月17日には4-6でいずれも敗戦。さらに福谷にも今季2戦2敗と悪条件が重なっていたが、福谷KO&豊橋での初勝利で“三度目の正直”となった。初の地方球場で勝利し「新鮮な感じで面白かったです」と佐藤輝は爽やかに笑っていた。

 今季初の5連勝で、貯金も最多「8」となった。8度目のマルチ安打も達成した佐藤輝は「しっかり中軸で点を取っていきたい」と力強く決意。快音が止まりそうな気配は全くない。

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