阪神・村上 鬼門?「じゃあ勝ちたい」 首位固め先陣任せろ!過去2戦2敗の豊橋で16日先発

 4連勝と波に乗る首位・阪神は16日からビジターで最下位・中日との3連戦に臨む。豊橋市民球場で行われる初戦に先発する村上頌樹投手(24)は15日、甲子園球場での投手指名練習に参加して最終調整。チームにとって過去2戦2敗と“鬼門”になっている豊橋での初マウンドに「それはじゃあ勝ちたいですね」と意欲を見せた。週の最初の一戦を任された右腕が竜打線を封じ込め、虎の首位固めに貢献する。

 2週連続で火曜日のマウンドを任された。自らの投球で得たポジションにも村上は謙虚に言葉を紡いだ。

 「まさかこんなところで投げるとは思っていなかったので、そこはうれしいですし、その期待にずっと応えられるようにやっていきたいと思ってます」

 チームは首位・DeNAを3タテし、4連勝で単独首位に躍り出た。そんな中で重要となる週の最初の試合。4月22日、バンテリンで完封しプロ初勝利を手にした相手を再び封じ込め、勢いをさらに加速させる意気込みだ。「テンポ良く、投げていきたいっていうのは一番なので、無駄なランナーを出さずにリズム良く投げていければと思います」

 チームにとって隠れた“鬼門”での一戦でもある。豊橋市民球場では過去2回、中日と対戦。02年4月16日には3-7、19年7月17日には4-6でいずれも敗戦している。

 その事実を知った右腕は「それはじゃあ勝ちたいですね」と力強く言い切った。ただ、同球場を訪れるのは初めて。「マウンドに立ってみないと(硬さとか)わからないので、すぐ対応できるように、いろいろ工夫しながらやっていけたら」。

 昨年まではファームで由宇球場など地方球場に似た環境で登板してきた。その経験も生かしながら、まずはマウンドへのアジャストに注力していく。

 中堅115メートル、両翼93メートルと狭く、一発にも気を付けなければいけない同球場。前回登板の9日・ヤクルト戦(甲子園)では七回、サンタナに先制ソロを浴び、今季初失点、初黒星を喫した。「狭いって聞いているので、ホームランは入りやすいかなって思うんですけど、そこは気にせず、低め低めの意識でいきたい」と丁寧な制球も心がける。

 開幕5連勝中の大竹ら他の投手陣の奮闘にも刺激を受けている。「やっぱり先発陣がすごいので負けたくないっていう気持ちが一番ですね。自分ももっともっと競争したいなって思います」。飽くなき向上心でチームに勝利をもたらし、首位快走の原動力となる。

 ◆中日に過去2戦2敗の豊橋 最初の対戦は2002年4月16日。2-2の七回、伊達が谷繁に3点二塁打を浴びるなど3-7で敗れた。19年7月17日は八回まで4-4から、救援の藤川が阿部に決勝の2点三塁打を浴び4-6で敗戦。

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