阪神・青柳を支える同期の絆 同い年エースの復活信じた坂本「絶対やってくれる」
「阪神6-3DeNA」(12日、甲子園球場)
阪神先発の青柳晃洋投手(29)が投打に渡る活躍で、開幕の3月31日・DeNA戦(京セラ)以来の2勝目を挙げた。開幕戦以降、思うような投球ができずに苦しんだ日々。そんな右腕を支えた同期入団選手との絆を担当記者が明かした。
◇ ◇
同期の選手を「本当に特別な存在」と大切にする青柳。仲間たちもまた、青柳のことを思っている。
2戦連続KOとなった4月21日・中日戦後に声をかけたのは坂本だ。「そういう話はできるだけ早めにした方が良いので。若い投手は自分で考えてやってほしいし、あまり言わないんですけど、ヤギ(青柳)の場合は去年もバッテリーを組んだし、同期で同い年なので言えちゃう部分もある」。14試合で女房役を務めた昨季も試合前にLINEを送るなど気を配ってきた。
2015年度ドラフトの同期入団。虎のエースへとはい上がった男の姿は、坂本にとっても大きな刺激だ。
「できないことから逃げるやつじゃない。コントロール悪いって言われたら、良くなるようにめちゃくちゃ練習する。クイックができない、クイックになったらコントロール悪くなると言われたら、諦めるんじゃなくてクイックの中でコントロールが良くなるようにした。フィールディングも昔はもっとバラバラだった。しようと思ってできることばかりじゃないけど、あいつは全部克服してきた」
久々に白星を手にした青柳をベンチで見守った坂本。「実績もあって自分も持っているので、絶対やってくれる」。幾度も困難を乗り越えた男が、このまま終わるはずはないと知っていた。(デイリースポーツ阪神担当・間宮涼)
野球スコア速報
関連ニュース





