阪神・及川 2年ぶり星 横浜高対決制した 改善重ねたフォームで6戦 防御率0・00

 8回、ベンチでガッツポーズする及川(左)=撮影・高部洋祐
 8回表を三者凡退に退け今季初勝利を挙げた及川
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 「阪神3-2中日」(4日、甲子園球場)

 伊藤将VS柳の横浜高対決-。制したのは、同じく横浜高出身の阪神・及川雅貴投手だった。勝利を呼び込む好投。中継ぎとして39試合に登板した21年の7月12日・DeNA戦以来、2年ぶりとなる白星を手にした。

 「柳さんも将司さんも、見習うべき部分がほとんどだと思う。ブルペンで見てましたけど、自分もまざれて良かったです(笑)」

 1点ビハインドの八回に登板。先輩2人の投げ合いに負けじと腕を振った。先頭・木下を三ゴロに打ち取ると、村松は初球149キロ直球で二ゴロに。最後は、この試合2安打1打点の柳先輩を見逃し三振に斬った。「ストライク先行で、3人で抑えることが一番良い流れ。それができて良かった」。これで4月18日に昇格後、登板6試合で防御率0・00と存在感を高めている。

 昨秋キャンプ、もがいていた。登板1試合のみに終わった昨季は故障の影響が響き、「フォームが崩れて修正が利かなくなった」と苦しんだ。改善を試みて二段モーションを封印するなど試行錯誤。同期の西純や今季ブレークした村上らが迷いなく力強い直球を投げ込む傍ら、考え込む場面も多かった。

 それでも、悩み抜いた日々は実を結びつつある。「体重移動の時に軸足が負けてインステップになっていた」と要因を明かし、トレーニングなどで真っすぐに踏み出せるよう修正。1月の自主トレでは、弟子入りした岩崎からブルペンでの意識などを見て盗み、質問攻めして吸収した。「真っすぐは腕も振れて球速も出ていると思いますし、指のかかりというのもいい感じ」と手応えを実感する。

 この日は試合を締めくくった“師匠”から勝利球を受け取った。「勝ってる場面でも負けている場面でも任されたイニングを抑えるだけ」。高卒4年目。自信を取り戻し始めた若き左腕が、チームにエネルギーを吹き込む。

 ◆及川と伊藤将、柳 2001年4月生まれの及川にとって、1996年5月生まれの伊藤将は横浜高の5学年先輩にあたる。1994年4月生まれの柳は伊藤将の2学年上で、及川にとっては7学年上の先輩になる。

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