【糸井嘉男氏の眼】輝は決して悪くない 「ポイント、タイミングの問題だけ」
「阪神5-7広島」(20日、甲子園球場)
阪神は最終回の追い上げも及ばず3連勝を逃した。佐藤輝明内野手(24)はこの日も4打数無安打と不振が続く。それでもデイリースポーツ評論家・糸井嘉男氏(41)は「いいスイングも増えてきた」と復調の兆しが見えたと分析した。
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敗れはしたものの、九回連打での追い上げも含めて、チーム、そして阪神ファンにとっては見どころたっぷりの試合だった。
初回1死満塁から一時同点となる適時打を放った井上選手もそう。彼とは昨季、少しだけ2軍で一緒だったけど、とにかく研究熱心。僕を含めて先輩になんでも聞いて、吸収しようという姿勢が一番見られた選手だった。
キャンプから結果を出して、2軍でもう4本塁打。確実に成長しているし、今回巡ってきたチャンスを絶対にモノにしてほしい。
みんなが気になっているテルちゃん(佐藤輝)の状態にも触れておきたい。打撃の形は決して悪くはない。いいスイングも増えてきた。ポイント、タイミングの問題だけだ。
あとは…特に阪神は結果が出ないと周りからいろいろと言われてしまう。僕も移籍してきてからそうだったが、それを気にしてしまうと焦って崩れてしまうもの。主軸を任されているのだから、ドッシリと構えて打席に立ってもらいたい。
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