阪神・岡田監督「今年一番しょうもないゲーム」エース・青柳に苦言「立ち直らなアカン」
「DeNA8-3阪神」(14日、横浜スタジアム)
踏ん張りきれなかったエースに厳しい言葉が口を突いた。DeNAに逆転負けを喫し、連勝が止まった阪神・岡田彰布監督(65)は、「今年一番しょうもないゲーム」と、5回を持たずに5失点でKOされた先発の青柳晃洋投手(29)に苦言を呈した。これで横浜スタジアムでは昨年から9連敗。何とか悪い流れを断ち切りたい。
試合後、岡田監督は準備されたパイプイスに腰かけることなく、取材に応じた。五回途中KOの青柳について「今年一番な、悪いしな。悪いゲームになったな」。開幕投手にも指名したエースの乱調におかんむりだった。
「今年一番しょうもないゲームというかな、開幕ピッチャーがああいう形で2点先制してな。守りでうまいことしのいでのゲームやから、あの辺で立ち直ってな、すっといかないといけない展開やんな。普通やったらな」
序盤は阪神ペースだった。二回、2死走者なしから梅野が安打で出塁。二盗を絡めて好機を広げると、木浪が幸先よく先制タイムリー。さらに近本も右前打で続き、2点を先制。試合の主導権をがっちりと握った。
守備でも堅守は健在だ。初回1死一塁から遊撃・木浪が三遊間への強い打球を逆シングルで捕球して併殺を完成。二回には1死一塁から関根の左前打を処理した左翼・ノイジーが自慢の強肩を発動。三塁を狙った一走・牧を刺し、DeNAに得点を与えなかった。
「だから一回、二回な、あんだけ助けられたんやから、そら立ち直らなアカンわな。普通は立ち直るけどな。どっちも点取られてるような展開やん、(初回)ゲッツーにしろ、(二回の)サードのタッチアウトにしろな」
攻守で必死に青柳をもり立てただけに、岡田監督はあきれ顔だ。
青柳は四回に1点を返されると、続く五回には3四死球の制球難を露呈。本来の粘りの投球が影を潜め、瞬く間に4失点。2番手・富田も試合を立て直せず、3失点。大量ビハインドの展開となれば、攻撃もなすすべがない。
レギュラーシーズンでは横浜スタジアムでは昨年から9連敗。それでも岡田監督には無縁の数字だ。鬼門を打ち砕き、ハマの虎党へ白星を届ける。
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