【中田良弘氏の眼】阪神・青柳はもっとストライクゾーンで勝負していい

 「オープン戦、オリックス5-2阪神」(24日、京セラドーム大阪)

 開幕投手の阪神・青柳は開幕前最後の登板で課題を残した。始動後に軸足の右足に体重が乗っている時間が短く感じ、フォームにいつものようなゆったり感がなかった。体が突っ込んでしまって腕が遅れる分、左打者への外角シンカーなど抜ける球が目立った。

 3四球と制球を乱したことも気になった。昨季はボールが先行してもすぐにカウントを作れたし、簡単に四球を与えていなかったから気になるところではある。ボールに力があるから、もっとストライクゾーンで勝負していい。

 1週間後に開幕することを考えれば、普通なら良かったとは言えない。投手は開幕へ気持ち良く向かいたいものだ。打者は一振りで変わると言うけど、投手は簡単には変わらないから。だけど、実績がある青柳なら修正はできるだろうし、フォームを再チェックできるから課題が出たことは良かったかもしれない。こんなはずじゃないと思っているだろうし、修正して開幕に臨んでもらいたい。

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