木浪VS小幡ラスト3番勝負 阪神遊撃争い決着へ 岡田監督は“横一線”強調

 激しい火花を散らしてきた阪神の正遊撃手争いの行方は、ラスト3番勝負にゆだねられる。木浪聖也内野手(28)と小幡竜平内野手(22)の一騎打ち。ここまでアピール合戦を続けてきたが、最終コーナーに入っても両者譲らず。24日からのオリックス3連戦(京セラ)で、決着をつけることになった。

 岡田監督の就任当初は小幡が本命視されていたが、秋季キャンプで木浪の強肩ぶりを再認識。「ずっと言ってるように守りよ」と明確な評価基準を提示した上で競わせてきた。

 今春キャンプまでは木浪が一歩リードしていた。2月12日の紅白戦で“チーム1号”を放つと、同19日のサムスンとの練習試合では4安打の固め打ち。バットでアピールし、守りでも安定感を印象づけた。

 ただ、小幡も負けてはいない。オープン戦では打撃好調で、打率は2割台の木浪を横目に3割キープ。今月15日には指揮官も「また追いついたんちゃう?」と打撃内容を評価していた。守備は失策数が小幡1に対して木浪2とほぼ互角だ。

 笑っても泣いても残すところ3試合。岡田監督は「まだ、ちょっと流動的や。決め手がないというか。まぁそんな遜色がないもんなあ」といまだ横一線を強調した。小幡の成長を「練習の姿を見ていてもだいぶちょっと余裕が出てきたよな」と認めつつ、「経験とかは木浪の方があるわけやし」。3・31開幕戦のスタメンに名を連ねるのは果たしてどっちだ-。

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