【佐藤義則氏の眼】岩崎2被弾シーズンへいい教訓

 「オープン戦、西武2-1阪神」(21日、ベルーナドーム)

 デイリースポーツ評論家・佐藤義則氏(68)が試合を解説した。5回1安打無失点の阪神・西勇輝投手(32)については「横の揺さぶりをしっかりと使えていた」と高評価。一方で、八回に登板して2本塁打を浴びた岩崎優投手(31)については「オープン戦とはいえ心配になってくる」と復調を期待した。

  ◇  ◇

 西勇は持ち味である横の揺さぶりをしっかりと使えていた。ストライク先行で有利なカウントに持ちこみ、難しい球を打たせることができていた。左打者に対しても外のスライダーやツーシームだけでなく、内角もきっちりと攻めていた。

 スピードが出るタイプじゃないだけに、いろんな球を使って勝負していくことが大切。去年を見ていても、得意な球に頼りすぎて配球がワンパターンになった時は打たれるケースが多かったので、そこはバッテリー間で気をつけてほしい。この日のような投球ができれば、相手もなかなか的は絞れない。

 八回から登板した岩崎は2死から2発を浴びた。どちらも投げミスで、甘く入った球を運ばれた。一発のある中村に簡単に打たれてしまったのもどうかと思うし、1軍初打席の仲三河にまでホームランを打たれるようでは、オープン戦とはいえ心配になってくる。シーズンでもこういう展開での登板は多い。いい教訓にしてほしい。

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