阪神・西勇輝が5回5失点 降板後に岡田監督から助言、収穫も「盲点だった。良い風に転がるんじゃないか」

 5回、宮崎に勝ち越し適時二塁打を浴びた西勇は悔しそうな表情(撮影・中田匡峻)
 5回、宮崎(右)にライトへ勝ち越し適時二塁打を浴びた西勇(撮影・伊藤笙子)
 4回、伊藤に同点犠飛を浴びた西勇(撮影・中田匡峻)
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 「オープン戦、DeNA-阪神」(14日、横浜スタジアム)

 阪神の先発・西勇輝投手はここまで最長の5回で92球を投じて9安打5失点だった。

 4-0の初回は、先頭・佐野から連打を浴びるなど1死一、三塁とピンチを招くと、4番の新外国人・アンバギーに三塁へ適時内野安打を許して1点を返された。なおも1死一、二塁で続く大田に右前適時打を献上。続く1死一、三塁では桑原に中犠飛を許した。

 4-3の二回には、先頭・伊藤の打球が左手首付近に直撃するアクシデントに見舞われたが、一度ベンチに下がって治療を行い、続投。二、三回は無失点に抑えた。

 四回には先頭・大田に三塁・佐藤輝の悪送球で出塁を許す。その後の1死一、三塁で伊藤に中犠飛を許して同点に追いつかれた。

 さらに五回には先頭・佐野に中前打を浴び、続く宮崎に勝ち越しを許す右中間への適時二塁打を献上した。

 結果よりも「配球のパターンを確立させたい」と臨んだ一戦ではあったが、昨季2試合に登板して防御率9・90と苦手の横浜スタジアムで打ち込まれた。

 ただ、降板後には岡田監督から配球に関する助言を受けたと明かし、「盲点だった。自分の中になかった発想。ダメだと思っていたことが良い風に転がるんじゃないか」と収穫を振り返った。

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