【中田良弘氏の眼】好調石井&加治屋の活躍がアレには不可欠

 「オープン戦、阪神4-5日本ハム」(11日、甲子園球場)

 逆転負けを喫した阪神だが、デイリースポーツ評論家・中田良弘氏(63)は〝勝ちパターン〟以外の中継ぎ陣に注目。好投を続ける加治屋蓮投手(31)、石井大智投手(25)について「彼らのような存在が不可欠」と大きな期待を寄せた。

  ◇  ◇

 加治屋が2試合で計3回を無失点、この日も好投した石井が4試合で計4回を無失点。2人はオープン戦に入っても好調だ。特に加治屋はキャンプのブルペンでも“今年はいいぞ”と感じていた。疲れも出てきて、オープン戦に入ると落ちてくるパターンもあるが、ずっと好調を維持できている。いいオフを過ごせた証拠だろう。

 チームが“アレ”を目指していく中で、彼らのような存在が不可欠。例えば2、3点リードされた状態で、先発が降板したような時に踏ん張ってくれる存在だ。その後に打線が逆転して勝ちを拾う試合が増えれば、チームの雰囲気も良くなる。

 08年のリーグ制覇に貢献した巨人の山口鉄也なんかは、中継ぎ登板で11勝を挙げた。そういう存在が出てくると、チーム内にはあきらめない雰囲気が生まれ、ブルペンのムードも明るくなってくる。どうしても勝ちパターンの投手が脚光を浴びるが、加治屋、石井にはそういう存在になってもらいたい。

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