「カーネクスト２０２３　ＷＢＣ強化試合、日本代表８－１阪神」（６日、京セラドーム大阪）

　侍ジャパンがベストメンバーで阪神を圧倒。「３番・ＤＨ」で出場した大谷翔平投手は、２打席連発で６打点と大活躍した。

　大谷の一本目は片膝を突きながら片手で中越えに運び、２本目はバットを折りながらスタンドインする３ラン連発。超満員の客席がどよめいた。

　衝撃を受けたのは阪神側も同じ。岡田監督は「まあ１本目は見逃したらボールだと思うんですけどね、びっくりしましたね」と振り返ったが、打たれた才木の投球は「そんな悪なかったよ、良かったよ」と評価した。

　ただ、相手が悪いという問いには「そら、大谷だけやんか」と語り、「フォークな、あれをあそこまで持ってかれるんやから、違うやんか。それだけや。大谷に打たれても別にええやんか。対戦せえへんから」と、問題視しなかった。

　その才木は第１打席では大谷から空振り三振も奪った。大谷も「才木投手も素晴らしいボールを投げていた」と語っていたが、才木自身は「真っ直ぐでしっかりファウルを取っていい形で追い込んだ後に片手であそこまで打ち返されてしまったので」と、被弾に驚き。「思った通りいいところにフォークを投げることができた。その初見のフォークを完璧に打たれてしまったことがとても悔しいです」と振り返った。