阪神・岡田監督「日本の野球なめたらあかんよ」助っ投3人失点に失望 抑えプラン見直し

 6回、選手交代を告げベンチに戻る岡田監督
  3回、暴投で矢沢(中央)の生還を許すB・ケラー(左)。右は野村
 7回、新庄監督(奥中央)らが見つめる中、小幡の悪送球を拾いにいくK・ケラー(手前)
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 「オープン戦、日本ハム8-6阪神」(26日、タピックスタジアム名護)

 嫌な予感が的中してしまった。今キャンプ最後の実戦でそろい踏みした阪神の助っ人3投手が、いずれも失点。岡田監督は「ブルペンそのままやんなあ」と薄ら笑いを浮かべて、失望感をあらわにした。

 「いやあ、やっぱり見ての通りよ。はっきり言うてな。日本の野球をなめたらあかんよな。結局は言うても投げへんねんから、しょうがないわな」

 以前から「ブルペンで球数を投げろ」「危機感を持て」と苦言を呈してきたB・ケラーは2回1失点。来日2年目のK・ケラーも直球の切れを欠き、1回3安打3失点と炎上。ビーズリーは先頭野村の初球に157キロを記録してスタンドを湧かせたが、続く清宮にソロを被弾。さらに四球、暴投でピンチを広げるなどこちらも1回1失点と、ほろ苦いデビューとなった。

 WBCに出場する湯浅に代わる“開幕守護神”にK・ケラーとビーズリーを見込んでいただけに岡田監督も頭が痛い。「計算狂うわな。ちょっと考えなあかんかも分からんわ」と表情は曇る。「普通に投げとる」と評価する浜地を含めて、勝ちパターンの再考を迫られる事態となった。

 助っ人3人は今後もオープン戦で起用していく方針。ただ「(関西に)帰って寒いのに(状態は)上がってきそうにないと思うで」と過度な期待はしていない。難題の解消へ、打開策を練っていく。

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