阪神“スーパーサブ枠”躍動 植田V2点二塁打、熊谷は暴投で二塁からイッキ生還
「オープン戦、ヤクルト2-5阪神」(25日、ANA BALL PARK浦添)
肌寒い浦添で阪神のスーパーサブたちが躍動した。2-2の五回。2死一、三塁の好機で阪神・植田海内野手(26)がスタメン起用に応えた。石山の速球をたたくと白球は風にも乗って、決勝の左越え2点二塁打となった。
「捕られると思ったんですけど、追い込まれてからでも振れたかなと思います。(キャンプで)今まで以上に(バットを)振る数が多かったので、結果として出て良かった」
オープン戦初戦は左打者デー。植田も「2番・二塁」でフル出場を果たした。「その後一本出なかったのでまだまだ」と悔やんだが、貴重な実戦機会で成長の跡も残した。
4-2の六回は代走出場した熊谷敬宥内野手(27)が自慢の足で魅せる。2死一、二塁から金久保の暴投が一塁ベンチ方向へ大きくそれると、二塁から一気に生還。「足の速いヤツは自分の持ち味をああいう時に生かせたらいいと思うよ」と岡田監督も好走塁にニンマリだ。
将はキャンプ前から“スーパーサブ枠”として植田、熊谷、島田の3人の開幕1軍を明言してきた。勝負どころでの代走、守備固めも欠かせない役割だけに「しっかり準備して出たところでいいプレーができるように」という植田の自覚が頼もしい。開幕まで控え組も充実させ、岡田野球を完成させていく。
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