阪神・岡田監督、非情采配 乱調岡留独り相撲「チームに悪影響及ぼす」 死球、暴投、四球に断
「練習試合、阪神2-2DeNA」(18日、宜野座村野球場)
「見極めの春」もいよいよ本番だ。今キャンプ初の対外試合。阪神・岡田彰布監督(65)が非情采配を見せた。2-0の九回、5番手・岡留が先頭から死球、暴投、四球の独り相撲でぶち壊すと、「ああいうのはチームに悪影響を及ぼす」と、険しい表情で交代を命じた。
6番手に告げたのは予備メンバーの岩田だ。1軍生き残りを狙う左腕にとっては絶好のアピール機会。無死一、二塁から1番・森を一ゴロ、勝又を空振り三振。あと1死としたが、続く右の蝦名に右中間へ同点二塁打を献上する結果となった。
レギュラーシーズンであれば右投手への継投も考えられる場面。だが「選手は生き残りを懸けてるのに助けたる必要はない」と指揮官は語気を強める。
「チームとしてやるんなら右(打者)の時に右ピッチャーいくやんか。今の現状で勝ち負けなんか関係ない。ランナーがどうかよりもバッターに対してどう投げるかが今の段階。それで1軍の戦力になる、ならないを見極めていくわけやんか」
ふるい落としへ容赦はしない。時に“鬼”ともなる。実力主義を貫き、シビアに1軍戦力を見極めていく。
◆阪神・岩田「(監督が)ワンポイントは使わないとおっしゃっていたので、今のままでは使えないと思います、僕は。右(打者)ももっと抑えないといけないし、左だけじゃ(ダメ)というのもあるので」
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