阪神・西純 3回無安打無失点3K 出た自己最速155キロ 初開幕ローテ入りへ猛アピール

 6回表から登板し3イニングを無安打無失点の西純(撮影・立川洋一郎)
 7回、野手に向かって2アウトと声かけする西純
 6回から登板し力投する西純(撮影・立川洋一郎)
3枚

 「練習試合、阪神2-2DeNA」(18日、宜野座村野球場)

 ドシッ!!熱気むんむんの宜野座に、いきなり衝撃音を響かせた。阪神・西純矢投手(21)が今キャンプ自身初の対外試合に登板。その第1球目に自己最速となる155キロを計測した。

 「チェンジアップ、カットボール以外は狙い通りに投げられていたかな。真っすぐでも空振りを取れたり、低めにしっかり投げ切れていたというのはすごく良かった。(自己最速は)うれしいです」

 圧巻の投球だ。六回からマウンドへ。先頭・知野は二塁・渡辺諒の失策で出塁を許したが、後続は断った。2死二塁から森を二ゴロに仕留めた際には梅野のサインに3度、首を振ってスライダーを投じる場面も。「梅野さんの配球ももちろん良いんですけど、自分の投げたいボールを優先させてもらって。梅野さんにも『良かった』って言ってもらえて、新しい組み立てとかができた」と充実のマウンドを振り返った。

 七、八回はパーフェクトに抑えた。オフに弟子入りしたマエケンから教わったツーシームなど変化球も多彩に織り交ぜ、3回無安打無失点、3三振。155キロは計3度マークした。

 9日のシート打撃では佐藤輝に被弾。12日・紅白戦でも3回1失点だっただけに、登板へ向けて「ゼロというのは一番こだわりたい」と意気込んでいた。宣言通りの無失点ピッチングに、岡田監督も「こっちが思っている力を出してくれているよなぁ」と満足げだ。

 開幕カードと同じDeNAとの対戦だったが、「全然気にしてはない」ときっぱり。「(キャンプで追い込んで)疲れている感じはありますけど、ここからオープン戦にかけてコンディションを整えて、しっかりアピールしたい」と先を見据えた。快調な仕上がりを見せる若虎が、自身初の開幕ローテ入りへ突っ走る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス