阪神の右翼争いが白熱 “悩める男”高山が覚醒マルチ 板山も2点先制打&攻守

 「練習試合、楽天1-16阪神」(15日、金武町ベースボールスタジアム)

 右翼争いが熱すぎる!今季初の対外試合で早速デッドヒートが繰り広げられた。“悩める男”が覚醒だ。「7番・左翼」で先発した阪神・高山俊外野手(29)が三回、小峯の直球を捉え、右翼フェンス直撃の二塁打。七回には先頭で藤井から中前打を放ち4打数2安打と結果を残した。

 「自分のポイントで積極的に打っていくことができた」。キャンプでは不調が続き、岡田監督から直接指導も受けた。「アドバイスをいただいて結構いい感覚になっているので結果につながって良かった」と安堵(あんど)。指揮官も「昨日の特打よかったやん。練習でもええ感じで打っているのがゲームで結果が出たら、だいぶ気持ちも違うと思う」とほほを緩めた。

 この男も負けていない。板山祐太郎外野手(28)は「3番・右翼」で出場すると初回無死一、二塁から中前へ適時二塁打。2点先制し、流れを呼び込んだ。その直後の守備では無死一塁で小深田の右中間へのライナーに必死にグラブを伸ばし失点を阻止した。

 「感覚的にはいいものがずっとある」。シート打撃、紅白戦から絶好調ぶりを見せつけ、指揮官に「いやもう、ええんやもんな。使わなしょうがないよな」とまで言わしめた。白熱する右翼争いから目が離せない。

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