阪神・青柳“絶対に走らせない男”になる 赤星臨時Cを個別取材で「引き出しが増えた」
「阪神春季キャンプ」(6日、宜野座)
絶対に走られない男になる。阪神・青柳晃洋投手(29)が、盗塁を許さない投球術を身につけるため、志願して赤星臨時コーチの指導を受けた。
「僕の中での引き出しが増えたかなと思いますね」。投手陣を集めた中で赤星氏のミーティングが行われ、同氏が走りづらい投手に青柳の名を挙げたことから、その理由を聞くため個別面談を希望。足のスペシャリスト目線からの助言を仰いだ。
昨季、青柳は6回盗塁を企てられ、許したのはわずか1回。盗塁阻止率・833を誇った。バッテリー間での“共同作業”ではあるものの、横手投げでの高速クイックは相手走者にとって脅威。「元々(クイックは)自信がなかった。赤星さんに走りづらいと言ってもらえるレベルになったことがすごいうれしい」と頬を緩めた。
同氏との面談では、投球の間合いやけん制のタイミング、回数など走者を塁上にくぎ付けにするためのテクニックを質問攻め。ランナー心理に触れることができ、「まだまだ自分にできることは多い」とさらなる進化の余地を見いだした。
「(被盗塁数は)ゼロを目指せるなら目指したい」と青柳。元虎のスピードスターから得たヒントを消化し、敵の“足攻”を制圧する。
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