【中田良弘氏の眼】阪神・伊藤将に見えた3年目の“違い”

 「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)

 プロ野球は、6日に始動する西武を除き11球団がキャンプインした。岡田彰布監督(65)が率いる阪神の初日ブルペンを見守ったデイリースポーツ評論家・中田良弘氏(63)は、伊藤将司投手(26)の投球を絶賛。「他の若い投手との違い」が見えたと証言した。

  ◇  ◇

 初日のブルペンから“違い”が見えた。今季3年目を迎える阪神・伊藤将のことだ。彼自身の前2年との比較ではない。他の若い投手との違いだ。初日は結構、張り切って力任せに投げてしまうことが多いもの。そんな中でも一球一球を考えながら、丁寧に投げていた。

 自分もそうだったが、ブルペンでは同時に投げている他の投手が気になるもの。将司は周りを気にすることなく、マイペースで投げ込んでいた。試合での投球でもそう。自分のペースを崩さないところも大きな武器なんだろう。相変わらず下半身もどっしりと安定している。そういうことも含めて、この日のブルペンでは群を抜いていた。

 横浜高の後輩でもあるし、やはり気になる存在。今年は先発の左の柱として期待される。前2年はわずかに届かなかった規定投球回に達すれば、さらに勝ち星もついてくる。彼のさらなる飛躍がチームを助けるはずだ。

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