才木が岡田阪神の初日MVP 指揮官大絶賛!ローテ入り「ふさわしいどころじゃない」

 安藤投手コーチ(左)と笑顔で話す才木
 ブルペンで力投する才木(撮影・中田匡峻)
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 「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)

 キャンプ初日の“MVP”や!阪神・才木浩人投手(24)が1日、ブルペン入りし、見守った岡田監督からローテ投手として「ふさわしいどころじゃない」と大絶賛を受けた。トラックマンで150キロを計測するなど手応えも上々で、第2クールの6、7日に予定されるシート打撃に登板する見込み。1年間フル回転するべく、万全の準備を整える。

 重なる衝撃音。気合のこもった息づかい。投手陣20人中15人が腕を振り、活気にあふれたブルペン。岡田監督の目を引いたのは、189センチの長身から放たれる剛球だ。

 「才木はすごい良かった。手術明けというのもあるんでね、そんなに初日から飛ばす必要ないと思うんだけど、あのくらい投げられるということは、手術の後もいい感じでいってるんでしょうね」

 賛辞は止まらない。20年11月に受けたトミー・ジョン手術から復活した右腕。昨季は中10日での起用が続いたが、今季は中6日で回ることを目標に掲げる。指揮官は「それはこれから見極めて」と話した一方で、ローテ入りできる投手かと問われると「いや~ふさわしいどころじゃないんじゃないかな、ボール見たら」と大絶賛。「球数制限とかなしに、入ってくれたら大助かりやわな」と大きな期待を寄せた。

 才木も「だいぶいい方向にいっている」手応えを口にする。この日は直球にカーブを交えて50球。7~8割の力感ながらトラックマンでは150キロ超えを2度計測するなど順調そのものだ。回転軸が「前まで斜めだったんですけど、(水平方向に垂直に)立ってきている」とデータとしても進化を実感。「角度がある」と指揮官が持ち味を評価した中、「シュート成分が少ない、真っすぐという真っすぐが投げられるようになってきている」とうなずいた。

 徐々に実戦モードにも仕上げていく。安藤投手コーチは第2クールの6、7日に予定されるシート打撃に才木を登板させることを明言。右腕は「今のいい感覚をどれだけ無意識に持って行けるか。打者に対して投げるボールがどうかなと自分も気になっているので、試せたら」と意気込んだ。着実な一歩を重ね、さらなる飛躍を遂げる。

 ◆就任1年目の初日は… 岡田監督の第1次政権初年度、2004年の春季キャンプ初日は新人・鳥谷に熱視線。藤本との遊撃争いが注目された中でフリー打撃などの後、ウエートトレーニングなどをこなしても平然としていたスタミナ面に「想像通りというか期待通り」とコメントした。

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