阪神・伊藤将 ウエート強化で150キロ&150イニング超えや「去年よりいい感じ」

 キャッチボールをしながら笑顔を見せる伊藤将(撮影・立川洋一郎) 
 岩貞(左)とそろいのアスレチックスTシャツで自主トレをする伊藤将
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 阪神・伊藤将司投手(26)が22日、福岡県北九州市内で岩貞祐太投手(31)とともに行っている合同自主トレを公開した。例年よりもウエートトレーニングに注力しており、「球速アップも期待できる」と手応え。自己最速を更新する150キロ到達へ意欲を示した。さらに自身初の規定投球回クリアを今季の目標に掲げる中、150イニング登板を目指すことを誓った。

 ひんやりした空気を切り裂く。白い息を吐きながら腕を振った伊藤将。充実の表情で、ある予感を明かした。

 「去年とまた違って、ウエート中心でやっているので、球速アップも期待できるのかなと。本当に順調」

 ウエートトレーニングに重点を置く岩貞塾。元ソフトバンクの守護神で、現在はトレーナーの馬原孝浩氏に師事する先輩左腕からは、トレーニングの知識を吸収中だ。メニューは胸と背中、肩と腕、下半身の3つに鍛える部位を分け、1日ごとに1つの箇所を特化してトレーニング。3勤1休のペースで体全体を鍛えている。

 新鮮だったのは、上半身のトレーニングだ。これまで「勝手な思い込みというか、動きにくくなったりとかあるのかなと」と意識的に上半身を鍛えることがなかったというが、「トレーナーさんがサポートして可動域も上げてくれるので、そういった部分で必要なんだなと思いました」と新たな気づきを得た。

 手応えも実感する。「そこ(上半身)が強くなったら、球速も上がるかなと思う」と左腕。自己最速147キロから「150(キロ)投げられたら」と意欲を示した。実際に、昨オフにウエートに注力した岩貞は昨季、自己最速を更新する154キロをマーク。伊藤将は球速よりも球のキレで勝負するタイプではあるものの、「直球が強くなれば三振の数も多くなると思うので」と効果に期待する。すでにブルペン投球も行っており、「去年よりいい感じ」とうなずいた。

 新たな目標も口にした。自身初の規定投球回クリアを目指す中、具体的なイニング数について「150以上は投げたい」と宣言。「ウエートもランニングの量もしっかりできているので、後半戦まで保てるように」と1年間のフル回転を誓った。鍛え上げたNEWボディーで、3年目も躍動する。

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