阪神・原口 お立ち台で「魂」と叫ぶ! リアル野球BANチーム帝京・石橋からエール

 「打撃練習終了でーす」と声を出す原口(撮影・山口登)
 外野でノックの打球を追う原口文仁(撮影・山口登)
 アスレチックスの帽子をかぶりトレーニングする原口文仁(撮影・山口登)
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 阪神・原口文仁内野手(30)が20日、三重県伊賀市で自主トレを公開した。テレビ朝日系の正月番組「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」で共演した帝京高野球部の先輩、とんねるず・石橋貴明(61)からは年明けにエールを送られたという。お立ち台での新たな決めゼリフとして、石橋の口癖「帝京魂」を拝借し、「魂(だましい)」を候補に上げた。

 気温5度、大寒の“しのびの里”で原口がひとり黙々と心を燃やした。伊賀市内の施設での5年ぶりとなる自主トレ。初めて同所を訪れた2016年には育成枠から支配下を勝ち取っただけに、「単純に原点回帰」と縁起のいい場所で、2週間にわたり汗を流す。

 今オフも毎年恒例の「-俺だ!!」人気企画「リアル野球BAN」に出演。石橋にLINEで新春あいさつを送ったところ、「原口らしいしぶとい打撃で頑張れ、魂」と激励されたという。石橋が繰り返し発する「帝京魂」の意味は、「門外不出なんで」とニヤリ。「『魂』、いいですね」と今季の“必勝ワード”に指定した。

 これまで原口のキャッチフレーズといえば、矢野前監督の代名詞を元に、ファン公募で決まった「必死のグッチ」が有名。しかし、実際に本人が使用したのは、19年6月9日、大腸がんから復帰後初の甲子園でのお立ち台、1度きりだという。「最初の1回の印象が強くて。皆さんが言ってくれて、ありがたいけど。魂タオル、作ってもらわないと!!」とノリノリで提案した。

 ヒーローインタビューを「魂」で盛り上げるには、まずは試合での輝きが必要となる。この日はバットを少し立てた新フォームを試し、上半身と下半身のねじれを意識。屋外フリー打撃では133スイングで30本の柵越えを見せた。昨季から本格的に取り組み始めた外野守備の練習も継続。左翼で次々と打球をさばき、スライディングでの好捕も決めた。

 春季キャンプにはかつての相棒である捕手ミットは持参せず、内野と外野、2つのグラブで勝負するつもりだ。「試合にスタメンで出たいのが一番。今のうちにいろんな準備をして、何が起きても対応できるように」。ファンに“魂の叫び”を届けるためにも、今は静かに牙を研ぐ。

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