阪神・岩崎 DeNA&ヤクルトに倍返しだ「対戦成績が悪かったので抑えたい」
“アレ”して借りを返すで!阪神・岩崎優投手(31)が29日、高橋遥人投手(27)とともに静岡・草薙球場での静岡県人会の野球教室に参加。「特に負けたくないチーム」として、今季の相性が悪かったDeNAとヤクルトを挙げ、来季は抑え込むことに意欲を示した。
野球教室後に行われたトークショー。スタンドにいた少年から、質問が投げかけられた。「負けたくないチームはありますか?」。岩崎は少し考えた後、口を開いた。
「今年はDeNA、ヤクルトと対戦成績が悪かったので、抑えたいです」
苦い思いがよみがえる。今季、DeNA戦では6試合に登板して0勝2敗、防御率7・94と苦しんだ。最終盤の9月20日の対戦では2点リードの九回から登板したが、逆転を許す1回3失点で6敗目。「シーズンが進んでいったら、この人に何本打たれているとか、意識したりするところもある。あとは数字だけじゃないところもある」と振り返る。
ヤクルトに対しても、10試合に登板して、セ・リーグではDeNAの次に悪い防御率4・00。「相性で、よく打たれている打者とかがいて悪い数字になっていると思うので、そういう対戦成績を良い数字にすることが大事」。やられっぱなしでは、終われない。
国内FA権を行使して残留を決め、挑む10年目の来季へ-。来年1月には、この日使用した草薙球場で、初めて故郷での合同自主トレを行う。及川、川原ら若手投手陣が参加予定という中で、「自分がそっち(若手)に合わせる体作りにしようと思っている」と岩崎。「肩は2月の早い段階に合わせるわけではないですが、一度投げられる状態にしておく」と“スピード仕上げ”を試みるつもりだ。
今季、一時は守護神を任されて28セーブを挙げたが、岡田新監督からはセットアッパーとして期待される。ただ、「自分で勝ち取らないといけないと思う。与えられるものでもないので、他にも良いピッチャーが出てきていますし、そこはしっかりやりたいなと思う」と気を引き締めた左腕。「自分がいい成績を残して、“アレ”ができるように」。悲願の頂点へ、覚悟を持って挑む。
関連ニュース





