阪神・湯浅 球児に並んだ 24歳シーズンでザナックス社と契約 「三ツ星グラブ」完成

 来季モデルを前にし笑顔の湯浅(ザナックス社提供)
 用具打ち合わせをする湯浅(ザナックス社提供)
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 阪神・湯浅京己投手(23)が来季から野球用品メーカー・ザナックス社とアドバイザリー契約を結ぶことが20日、分かった。24歳シーズンでの同社との契約は藤川球児SA(42)に並ぶスピード。来季使用するグラブのウェブ部分を変更し、自身の名前をモチーフにデザインした「三つ星グラブ」が完成。現役時代の藤川SAも担当した丸井悠平氏は、飛躍のきっかけがグラブに反映されていたと明かした。

 岡田新体制の守護神筆頭候補が、火の玉ストレートを代名詞とした藤川SAに肩を並べた。湯浅が来年1月からザナックス社とアドバイザリー契約を結ぶことが判明。「まだまだ自分は全然なんですけど…」と謙遜しつつ「ザナックスのグラブを使って、今年以上にいい成績を残せるように」と爽やかな笑顔を見せた。

 来季仕様のグラブも完成だ。ウェブ部分に星型のデザインが施されているが、実は「あつき(京己)」の名前をモチーフにしている。丸井氏が説明する。

 「湯浅京己オリジナルウェブを作製いたしました。ATSUKIの『A』と三日月の『月』を重ね合わせて星に見えるデザインです。さらに、左上にも星が二つあり、三つ星グラブですね」

 左手親指部分には炎に包まれた湯浅のシルエット+「Atsuki」と刺しゅうされたモデルに新調された。「アツアツ具合が伝わるように」と担当者の思いが込められ、湯浅も「アツアツです!!」と恒例のコメントだ。

 丸井氏は今季の活躍をシーズン前に予感していたという。それは、グラブの型の付け方に着目した時だった。

 「僕も10年以上、プロを担当しているが、シーズンで良い成績を残している選手はグラブも良い型に仕上がっている。2年前と比べて、今年はグラブと湯浅選手の体が連動し、ハマった感じがあった。シーズン前にグラブを見た時に、このグラブの型の理想の付け方をしてくれて、僕も行けると思いました」

 来年は「湯浅モデル」のグラブも発売予定。球団では藤川SA以来の商品展開となる。湯浅は幼い頃を思い返し「選手モデルを触ったりして見るのは好きでした。たくさんの子どもたちやいろんな方に触ってもらって、いいな、使ってみたいなって思ってもらえれば」。同社の看板を背負い、藤川級の“三つ星投手”を目指す。

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