阪神・湯浅【一問一答】「(アツアツ)もうちょっと恥ずかしい」「先発やりたい、言うのはタダ」

 来年3月に開催されるWBCで、野球日本代表「侍ジャパン」に選ばれる可能性のある阪神・湯浅京己投手(23)は、代表参加を表明しているエンゼルス・大谷翔平投手(28)と代表合宿での“対戦”を熱望。また、今年は自身の名前の「湯&京」をかけた「アツアツ」という言葉が定着したが、デイリースポーツ読者に新たなキャッチフレーズも求めた。以下、一問一答。

  ◇  ◇

 -デイリースポーツ本社から見える神戸の景色はいかがですか。

 「神戸の景色!!(工事中の)ポートタワーですか?見たかったな~。でも、めっちゃきれいですね。来ている時に思いました」

 -名前入りのタオルとかも増えた。ファンの認知が増えた一年。

 「開幕前と最後の方だったら、リリーフカーで出ていく時の拍手とかが全然違った。最後の方は鳥肌が立つくらい、ありがたいくらい拍手してくれていたので、本当にファンの方が応援してくれることはありがたいと思いながらリリーフカーに乗っていました」

 -昨年は最初、「自分で良いのかな」という思いもあったと。マウンドからの景色や心境は変わったか。

 「気持ちの入り方とかは変わってないと思いますけど。やっぱり自分で良いのかな?と、去年、最初(1軍に)上がった時みたいな気持ちは今は全くないですね。本当に抑えてやるとかバッターに対して。去年は、自分で良いのかな?と思っている時点で、自分との勝負みたいな感じじゃないですか。だから相手と勝負できてなかったなと思います」

 -直球の被打率が・171。奪三振率も10・40。データからも成績の良さが見える。

 「フォークが去年より自信を持って投げられていましたし。三振も取れるようになったと思う。来年以降、もっと上を目指して伸ばせるところは伸ばして来年につなげていきたいなと思います」

 -自信を深めた1球、試合は。

 「DeNA戦です、4月の(6日、甲子園)。大田さんに打たれて輝(佐藤輝)さんが後ろにそらしたところです。それでスリーベースになって(無死三塁)の桑原さんを三振に取ったフォークです。三振がほしいところで狙ってフォークで三振を取れたので、やっぱり自分の中で手応えとかもありました。その後も2人、点をやらずに抑えられたので。次の試合から、その前よりは自信持って投げられてたかなと思います」

 -CSで守護神も経験。大舞台を経験したのは今後の野球人生につながる。抑えを務めた時期はどうだった。

 「2試合で両方、回をまたいだんですけど。でもやっぱりああやって八、九回連続で投げられた経験は来年に生きると思いますし。それもCSだったので。CSで経験できたことはすごい自分の中で大きいかなと思う」

 -首位のヤクルトと激突した感想は。

 「強いっす。ただただ強い。雰囲気が良いですね。野手陣も、ジャパンの時もああやって打ってたじゃないですか。だからすごいなと思いました。そら優勝するわ、という打の力もありますし。投手も良いと思いますし。すべてにおいてかみ合っての優勝なんだなというのは改めて感じたというか。ヤクルトのバッターのすごさをそこで改めて思い知らされたというか」

 -球宴や侍ジャパン強化試合などで高橋奎二とも交流あるが、ヤクルトに関して驚いたりしたことは。

 「仲良いですよ、ジャパンに来ている人たちも。自分たちから見ても雰囲気良く見えますし、奎二さんたちからしても『雰囲気めっちゃ良い』って言っていたので、本当に良いチームなんだなというか。高津監督が良い雰囲気でやられているというのは、奎二さんの話を聞いてめちゃくちゃ思いました」

 -阪神も投手陣の関係性はすごい良い。

 「それはもう間違いないです。暁さん(金村前投手コーチ)とか、サダ(岩貞)さんザキ(岩崎)さん中心に、本当に今年1年間ずっと良い雰囲気でできたと思いますし。あの雰囲気でやれていたからこそ、こういう結果もついてきたんじゃないのかなと自分は思っているので。本当にそうやってやりやすい環境を作ってくれていた暁さんとか先輩方には感謝しかない」

 -新人王争いした巨人・大勢のすごさは。侍ジャパン強化試合ではチームメートとして戦ったが。

 「キャッチボールしても球強いですし。変則じゃないですか。あそこから150後半のボールを投げられたらバッターは打ちづらいだろうなってキャッチボールして感じましたし。ああいう強いボールを自分も負けないように目指したい」

 -「大勢はガチ」がトレンドだったが。「湯浅がガチ」などでお株を奪うなどは…。

 「いやいやそんなパクりみたいなのは嫌っすよ(笑)オリジナル作らないと(-アツアツ?)アツアツ…も、もうちょっと恥ずかしい(笑)お願いします、(読者の方に)良いアイデアを(笑)デイリーでバーンて出たら、それ見出しで」

 -WBCの話について。大谷への憧れはずっと持っていたか。

 「はい。憧れというかやっぱり、参考というか動画を見たりはしてました」

 -侍ジャパンの栗山監督が代表合宿から大谷らメジャー組を参加させたいと話している。自身も代表入りが実現したら、大谷に聞きたいなどは。

 「全部聞きたいです。投げ方とかなんというか変化球というかどういう感じで投げているかも、トレーニングとかも。どうやったらあんなすごい球を投げられるかもめちゃ思うので。どんな意識で投げているとかいろいろ聞ければアツい」

 -動画を見ていたのはフォーム中心か。

「そうですね。一時足の上げ方マネしたりしていましたけど、BCはしていないです。高校かな~。いつか分かんないけど、足の上げ方マネしたり、合ってなかったです(笑)。去年も一回したのかな、キャッチボールでやったりとかはしたりしたこともありますし、全然合ってなかったです。無理でした」

 -合宿期間は実戦形式の打者と対戦できるかもしれない。大谷選手に投げる可能性も。

 「アツい。アツアツです。(勝負球は)やっぱり真っすぐでしょ。やばいですね。投げたいですもんね」

 -三振を狙いたい。

 「そんなんもうできるならね。でもやっぱり勝負できるだけで本当にすごいことだと思うので、そういうチャンスがあれば楽しみですね」

 -先日のトークショーで先発したいと。

 「別に意図的ではないですけど、隠すことではないし。(ファンの前で公言は)初めてだと思います。ファンの人もやっぱり一層やりたいんやと思ったと思うし。やりたいのは変わらないので、別に言うのはタダ」

 -西武・平良の件もあった。先に希望を伝えることは良かった。

 「球児(藤川)さんもYouTubeとかで言ってくれていますし、余計言いやすいのは言いやすいです。球児さんにキャンプの時から言われているので、自分もずっとやりたいという気持ちはありましたし、球児さんもああやってYouTubeで発信してくれることによって、自分も言いやすいというのもありますね」

 -今季は中継ぎの適性を実感したか。

 「1年目しか先発をほぼやっていないので。先発は独立の時とかもやっていましたけど、まだ未知の領域というかそんな経験していないんで分かんないですけど、去年からやっていてファームでは結構、それなりに抑えられていたので、まあ頑張れば行けるかなとは思ったりしていた」

 -昨年のフェニックスで先発を経験。

 「フェニックスで先発しました。だから今年始まる前に自分、先発をやるつもりだったんですよ。キャンプ前、1月。フェニックスで先発していたんで先発をやりたいし、先発のつもりでやろうと思っていたら、記事で中継ぎみたいに出ていたから中なんや~と思って。矢野さんに言いました先発やりたいと。シーズン最終盤に」

 -来季の目標は?

 「数字的にはちょっとまだ早いっすよ。数字はキャンプの時にしましょ。やっぱり中継ぎで言える範囲での目標とかは、タイトル2年連続で取りたい気持ちはありますし、やっぱり1年だけだったってやっぱり意味ないというか、あんまり連続してずっと結果を出さないと意味ないと思うので、やっぱり今年タイトルを取れたので、来年もセーブなのか最優秀中継ぎなのか分からないですけど、2年連続でそこは目指したいというか目標においてやりたいなとは思います」

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