阪神・大山「諦めない気持ち」で甲子園の歓喜だ 森保J奮闘感動 個人では全部門キャリアハイ宣言

 契約更改を終え、会見に臨む大山(撮影・飯室逸平)
契約更改を終え、会見に臨む大山(撮影・飯室逸平)
 契約更改を終え、会見に臨む大山(撮影・飯室逸平)
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 阪神・大山悠輔内野手(27)が6日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万増の年俸1億3000万円でサインした。W杯16強で敗退したサッカー日本代表の戦いぶりに感動。「僕たち野球でも同じ」と来季は、個人では全部門でキャリアハイ更新を目指し、チームは“アレ”を達成し、虎党に感動を与えることを誓った。(金額は推定)

 競技の垣根を越え、スポーツの力を痛感した。サッカーW杯カタール大会の日本戦を1次リーグから全試合観戦。初の8強進出こそ逃したが、大山は「全試合見て感動しましたし、諦めない気持ちがすごく大事だなと感じた」と森保ジャパンの大奮闘に心を揺さぶられた。

 続けて「僕たち野球でも同じだと思う。見習いながらやりたい」と力を込めた。「試合を見ていて感動するのがスポーツの良さ。喜んでもらえるようにしっかり頑張りたい」。来季こそ虎党に歓喜を届けるべく、自身も精進することを誓った。

 開幕9連敗で大きくつまずいた今季を「本当にしんどい、大変なシーズンだった」と厳しい表情で総括する。最終的に3位まで巻き返したものの「今年一年は勝つことの難しさ、うれしさ、大変さをすごく実感したシーズン」と振り返る。

 大山は一塁と左翼の併用以外に右翼守備にも就いた。「準備の段階から難しいことは多かったけど、実際に守ることで今まで見えていなかったことが見えた。すごくいい経験ができた。来年、ファーストになっても生かせる」と前向きに捉える。来季は岡田監督が一塁固定を明言しており、「気が引き締まるというか、もっと覚悟を持ってやらないといけない」と責任の大きさを感じている。

 個人的には124試合に出場し、打率・267、チームトップの23本塁打と84打点をマークした。最もこだわる打点は自己最多を更新したが「まだまだですね。全部物足りないと思っている。全部の面でもっともっといい数字を残せるように頑張りたい」と大山。来季、全部門でキャリアハイを更新する活躍を見せれば、チームが目指し、ファンが求める18年ぶりの“アレ”はグッと近づく。

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