阪神・近本 来季も積極プレー見せる!森保Jに学んだ「受け身になると難しい」
受け身はあかんよ!阪神・近本光司外野手(28)が29日、都内で行われた「第51回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に参加。開催中のカタールW杯で日本が惜敗したコスタリカ戦を見つめ、攻める姿勢の大切さを痛感したことを明かした。18年ぶりの“アレ”を目指す来季。虎の切り込み隊長は、積極的な打撃&守備で頂点へと導く。
競技は違えど、世界最高峰の戦いから学ぶことは多い。27日に行われたサッカー日本代表のコスタリカ戦をテレビ観戦した近本。同じプロスポーツ選手として、戦い方の重要性を痛感したという。
「コスタリカ戦は見ていて、難しい相手、やりにくい相手だと思うけど、それをどう崩すか。受け身になると難しいんだなって、どのスポーツにもあると思う」
初戦のドイツ戦で勝利を飾り、迎えた一戦。スペイン戦で7失点の大敗を喫し、後がないコスタリカは全体的にラインを下げた布陣&守備重視の戦術を採ってきた。日本が攻めあぐねる中、一瞬の隙を相手に突かれて失点。しかもコスタリカにとっては、後半唯一の枠内を捉えたシュートだった。
画面越しに見て、冷静に分析した近本。相手に合わせるよりも、自らのスタイルを崩さないことの大切さを実感した。「自分の長所を出していけるようになりたい」。2年連続2度目の受賞となった三井ゴールデン・グラブ賞の授賞式で、来季も積極的なプレーでチームを引っ張っていく考えを明かす。
今季のベストプレーに挙げたのは、10月10日のCSファーストS・DeNA戦。1点リードの六回に先頭・桑原が放った左中間への打球をダイビングキャッチした。「試合の状況、流れとかで大事なところで、なんとか捕りたいと思っていた」と好機を阻止し、勝利に貢献した。
広い守備範囲が評価され、球団の外野手では03年から4年続けて受賞した赤星以来の連続受賞。「守備のタイトルがないのと、記者投票は長年野球を見てこられた方が選んだ賞。ずっと取っていきたい」とさらなる高みを目指す考えだ。
打撃でも岡田監督は、来季の構想として近本を「1番」に固定する方針を明言。積極的な打撃が持ち味で、今季のファーストスイングでの打率は・361と優秀だ。
来季もこの姿勢は変えず、切り込み隊長として攻撃の流れを作る。チームの勝利、そして悲願達成へ-。決して受け身にならず、持てる力のすべてを一球に注ぎ込む。
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