【新コーチに聞く・嶋田宗彦バッテリーコーチ(上)】監督要望で反復練習を徹底

 岡田彰布監督(64)率いる、新生阪神の秋季キャンプが高知県安芸市で行われている。コーチングスタッフも一新された中、インタビュー企画「新コーチに聞く」の第3回は嶋田宗彦バッテリーコーチが登場。岡田監督たっての希望でスコアラーから現場復帰した同コーチが意気込みを語った。

  ◇  ◇

 -秋季キャンプも残りわずか。現時点で捕手陣の印象は。

 「30歳前後が3人(梅野31歳、坂本29歳、長坂28歳)と24歳(栄枝)が1人、この4人でスタートしましたけど、梅野と坂本に関してはある程度、動きとかは一応把握できているつもりです。栄枝と長坂の2人に関しては毎日、守備強化をやりながら反復練習、主にそういうメニューでやっています」

 -岡田監督からは捕手陣に関して、具体的に「こんなふうにしてもらいたい」といった要望は出ているのか。

 「そういう話はまだないのですが、常時言われるのが『反復練習を徹底してやっていこう』という話です。それに従って毎日、反復練習をしているところです」

 -今キャンプでは、打撃練習の時間にバントの指導もしている。

 「私もバントは不得意ではなかったので、いろんなことを言っています」

 -今季までスコアラーを務めていた。就任会見では百北球団社長から、嶋田コーチの現場復帰については「岡田監督たっての希望」という説明があった。意気に感じる部分やプレッシャーはあるか。

 「(現場復帰は)12年ぶりなので、いろんなことを忘れていることがあると思うので、動きながら、昔やっていたこと、今の野球界のキャッチャーのスタイルなどを思い出しながら、選手たちと一緒にやっています。私も還暦を過ぎて、おそらくユニホームも最後だろうと、そういう覚悟をもって、選手と一緒に私も鍛えながら、選手を鍛えながら、やっていくところです」

 -一度、現場を離れて新たに見えることがいっぱいあると思う。スコアラーを経験したことで、前回と違った指導ができたり、野球観が変わったことは?

 「私は先乗りスコアラーをやっていましたけど、担当制だったのでだいたい同じチームしか見ていない。そのチームの選手の特徴、こういうカウントならこういう球種に手を出してくるという、そういうところはある程度は見えてきたりします。昨年と今年の2年間は巨人を担当させてもらいました。来年は担当チームの先乗りさんとそういう打ち合わせをしたり、現在の調子など、いろいろ話し合いながらやっていきたいと思います」

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