岡田阪神の意識改革「ゲッツーでもええんよ」 無死一、二塁で「変な」右打ちアカン

 「阪神秋季キャンプ」(5日、安芸)

 ゲッツー怖がって、右打ちとかアカンよ-。阪神・岡田彰布監督(64)が、ベンチからのサインの意図を今後、選手に徹底して浸透させていく考えを明かした。

 例に出したのは無死一、二塁での『打て』のサイン。ここ数年、右打者が併殺打を避ける、あるいは進塁打を意識しすぎるあまり、無理に右へ流すシーンが多く見受けられた。

 岡田流のポイントは後ろの打者に、打ちやすい環境を作ること。「ゲッツーでもええんや。(併殺でも)ツーアウト三塁。次のバッターは、ものすごい打ちやすいんよ。それが『打て』言うとんのに、右打ちの変な打ち方でポップフライになって、ワンアウト一、二塁になったら次のバッターは打ちづらいで」。その場面では併殺を怖がらず、三遊間に強い打球を打つことが『打て』の意味だと説明した。

 結果は、サインを出したベンチが責任を取る。「進めてほしいなら、バントとかのサインを出すわけやから。それがベンチワークやからさ。併殺になっても『打て』のサインを出した方が悪いんやから」。その代わりに選手には、なぜそのサインが出たのかを考えてほしいと説いた。

 「『打て』の意識とか、『待て』の意識とかな。先の話よ。今やっても、オフに入ったら忘れとるわ(笑)」。実戦が近づく春季キャンプから、意識改革を断行していく。

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