阪神・佐藤輝 侍デビュー戦で初アーチ狙う “村神様”から刺激!フリー打撃で特大弾

 村上(左)、岡本(右)と共に三塁でノックを受ける佐藤輝(撮影・西岡正)
 村上(手前)の前で快音を響かせる(撮影・高石航平)
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 野球日本代表「侍ジャパン」は4日、栗山英樹監督(61)の初陣となる5日の日本ハム戦を控え、東京ドームで前日練習を行った。侍ジャパン初選出の阪神・佐藤輝明内野手(23)は背番号7を初披露し、打撃練習では右翼バルコニー席への特大弾を放つなど存在感を発揮。村上の打撃にも刺激を受けた虎の大砲は、初戦での先発出場が有力で、侍デビュー戦で代表初アーチを狙う。

 栗山ジャパン始動日。プロの舞台で初めて披露した日の丸のユニホームで、佐藤輝がいきなり強烈な印象を残した。栗山監督、選手たちの視線を独占する驚がくの特大弾。こん身のフルスイングから放たれた打球が右翼バルコニー席に突き刺さると、ズドン!!という衝撃音が鳴り響いた。

 フリー打撃では33スイングで驚弾を含む7本の柵越え。侍デビュー戦に向けて調整に余念はない。「このユニホームを着てプレーするのは、身が引き締まる思いです」。侍ジャパンの一員としてプレーできる喜びを力に変え、心地良さそうに白球をかっ飛ばした。

 打撃練習では、村上が逆方向に鋭い打球を連発する様子をチェック。「やっぱり“村神様”の逆方向はめちゃくちゃエグい打球。それがすごい」。オンライン取材でこう答えた佐藤輝を裏で見ていた村上から「やめてくれ!!」とツッコミが入ったが、刺激を存分に受けている。

 シートノックでは右翼に入り、その後は三塁でノックを受けた。栗山監督からは「内野、外野もあるぞ」と構想を伝えられており、強化試合では両方の起用がありそうだ。

 阪神では8番だが、侍では7番を背負う。「普段8番なので、なんかヘルメットとか間違えないかな」と笑ったが、今季限りで引退した阪神・糸井も14年の日米野球で背負った番号。「偉大な先輩が付けていた背番号。(9日に始球式を務める糸井の前で)やっぱりホームランを打ちたい」と一発を狙う。

 栗山ジャパン初陣の5日は、右翼でのスタメンが有力視される。栗山監督も「これから日本の野球を背負ってくれる人であるのは間違いない」と期待は大きい。「早くこのユニホームを着てプレーしたい」と佐藤輝も気合十分。待ちに待った侍デビュー戦。驚がくのパワーを見せつける。

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