阪神・岡田監督 手応えアリ 勝率5割以下の「レベルじゃない」伸びしろに自信

 甲子園での秋季練習を終え、グラウンドを後にする阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
 練習を見守る岡田監督(撮影・山口登)
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 「阪神秋季練習」(31日、甲子園球場)

 阪神の岡田彰布新監督(64)が31日、秋季練習の打ち上げに際し収穫を強調した。想像以上のナインの動きに開口一番、手応えを口にした。

 「思っている以上に動けるし、いろんなことも、新しいことを吸収するのも早いし。これからやけどな。これからキャンプやから」

 秋季練習の初日こそ「観察」に徹したが、2日目以降は積極的に動き“岡田の考え”を注入した。まず野手陣を集めて「直球への対応」を伝えると、投手陣には「スピン量のアップ」を力説。第2クールでは2日連続で二遊間の特守を敢行し、実演指導も交えて連係の大切さを説いた。

 「バッティングにしても何でそんな点取れなかったんかなというのもあるしな。(勝率)5割いかんかったわけやからな、トータル的にな。でも、そのくらいのレベルじゃないと思うけどな」

 黙々と練習に取り組むナインの姿を見る度、今季の勝率5割以下で3位という成績が不思議に思えてならない。本来はもっともっと勝てるはず。歯がゆさを感じると同時に、チームの伸びしろにも自信を深めた。

 11月2日からは安芸に場所を移して、秋季キャンプがスタート。遊撃レギュラー候補の小幡もフェニックス・リーグから合流する。指揮官は「まず守りよ」と強調した上で「打つ方もある程度は打ってほしいけどな。まあ2割ちょっとくらい打ってほしいよな」と定位置奪取のラインを設定した。侍ジャパンに参加する中野がキャンプ不在の中、大注目の二遊間争いが本格化する。

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