阪神・湯浅 侍同級生から学ぶ 大勢から“守護神の極意” 村上から“打者の意識”

 「阪神秋季練習」(31日、甲子園球場)

 5日から始まる侍ジャパンの強化試合で代表入りしている阪神・湯浅京己投手(23)が31日、同学年の巨人・大勢、ヤクルト・村上と積極的に意見交換する考えを明かした。この日で秋季練習を打ち上げ代表に合流するが、貪欲に吸収していく考え。また中野拓夢内野手(26)は積極的な走塁でアピールすることを誓った。

 侍ジャパンへ向かう準備は整った。「初日に比べたら良い感覚で投げれた」と充実感たっぷりの笑顔で秋季練習を打ち上げた湯浅。目を輝かせ、声を弾ませながら代表での対面を心待ちにしたのは同学年の巨人・大勢だ。

 「いろいろ話したいなと思っていますし、いろいろ聞いてみたいこととかもあるんで。オールスターで一緒にできなかったんで、今回一緒にやれるのはすごい楽しみです」

 聞きたいのは“クローザー論”。どんな心境でマウンドに上がり、どんな意識でボールを投じていたか-。大勢はルーキーながら開幕から守護神を任され、57試合に登板。NPBの新人で歴代最多タイとなる37セーブをマークする大活躍を見せた。

 湯浅もチームトップの59試合に登板。最優秀賞中継ぎ投手のタイトルを獲得したが、来季は守護神として君臨することを目標に掲げている。実際にCSファーストSではストッパーとしてのマウンドも経験し「単純に投げ方は違いますけど、投げてる感覚とか、どういうイメージで投げてるっていうのは聞いてみたい」。タイプは違えど、絶好の機会に“守護神の極意”を学ぶ考えだ。

 3日から合流する侍のメンバーには各球団からトップレベルの精鋭が集結する。野手では同学年のヤクルト・村上もその一人。「すごい方たちばかりだと思うのでいろいろ勉強できれば」と日本選手最多の56本塁打を放ち、三冠王を獲得するなど異次元の活躍を見せたスラッガーからは“打者の意識”を学び、自らの投球に生かすのが狙いだ。

 もちろん日の丸を背負って結果を残すことも重要。その上で同学年の絆を最大限に生かし、守護神として飛躍するための要素を吸収する。

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