阪神ドラ6富田「先発ローテ入り」目指す 憧れの「中野先輩」と再び共闘

 「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)

 阪神からドラフト6位指名された147キロ左腕・富田蓮投手(21)=三菱自動車岡崎=は、U23W杯の日本代表として遠征中の台湾で指名の知らせを受けた。目標を「先発ローテ入り」と掲げ、チームの先輩でもある中野との共闘を誓った。

 同社の阪神指名選手は20年度ドラフト6位の中野以来。入社1年目の1年間、ともにプレーした先輩に「守備がすごくうまくて、器用なイメージ」と憧れを抱いていた。

 カーブ、フォークなど精度の高い変化球を操り、日本代表ではこの日行われたオーストラリアとのスーパーラウンド初戦に先発、6回1失点で勝利投手になった。試合後の吉報に「素直にうれしい気持ち。ここからがスタートライン」と気を引き締めた。対戦したい選手はヤクルト・村上。V奪還を目指すチームの先発の一角を狙う。

 ◆富田 蓮(とみだ・れん)2001年9月6日生まれ。21歳。投手。岐阜県出身。身長174センチ、体重78キロ。左投げ左打ち。中学時代には大垣ボーイズに所属。大垣商では1年秋からベンチ入り。三菱自動車岡崎入社後、侍ジャパンのU-23代表にも選出された。最速は147キロ。球種はカーブ、スライダー、チェンジアップ。

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