阪神・湯浅 守護神継続「炎燃えたぎるくらい」熱投宣言
阪神・湯浅京己投手(23)が11日、ヤクルトとのCSファイナルSでも“アツアツ”な投球で勝利に貢献することを誓った。DeNAを下したCSファーストSでは、“プロ初”を含む2セーブを挙げて下克上の立役者に。福原投手コーチも引き続きクローザーとして起用することを明言し、神宮でも躍動してみせる。
次なる下克上に向けて、湯浅は“アツアツ”の闘志をたぎらせた。今季大ブレークを果たし、ファーストSでの躍動でたくましさを増した23歳の右腕。勝利の瞬間にマウンドで笑うべく、ファイナルSに向けて一層、気合を入れ直した。
「チームの勝ちに貢献できるようなピッチングをしたいです」。決意を示した湯浅にとって、セ・リーグ王者は好相性だ。今季のヤクルト戦は11試合に登板し、防御率0・00。33打数3安打に抑え込み、被打率・091と抜群の成績を残してきた。主砲・村上に対しても3打数無安打と快音を許さず。自信を持ってマウンドに上がることができる。
DeNAとのファーストS第1戦では2点リードの八回2死一、二塁から登板し、回またぎで迎えた九回も無失点に抑えて“プロ初”セーブをマーク。第3戦も回またぎで九回のマウンドに上がり、1死満塁で代打・藤田を二ゴロ併殺に仕留め、絶体絶命の危機から一気に試合を締めくくった。
「いつも通り自分の仕事をするだけだった」と大舞台での抑え起用にも動じず。「楽しみながらバッターに向かっていくだけでした」と強心臓でステージ突破の立役者となった。
この日神宮・コブシ球場での投手指名練習に参加した福原投手コーチは、湯浅の守護神起用の継続について「そういう形になるかなと思います」とキッパリ。湯浅も「本当にどんな状況でもどんな場面で投げてもやることは変わらない」と首脳陣の期待を受け止めた。
「アツアツアツアツアツアツと炎が燃えたぎるくらい」の熱投を宣言した背番号65。新・守護神が、虎を日本一へ導くための鍵を握る。
◆湯浅のCSファーストS 第1戦から“プロ初セーブ”を挙げる活躍。八回2死一、二塁のピンチから登板するとイニングまたぎで無失点投球を披露した。公式戦でセーブを記録していない投手がCSでマークしたのは16年ファイナルS⑤の大谷(日本ハム)以来。さらに湯浅は第3戦も八回2死二塁から登板。九回に1死満塁のピンチを招いたが代打・藤田を併殺に打ち取り、チームのファーストS突破に貢献した。
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