阪神・湯浅 タイトルより勝利優先「どんな場面でも行く」 3戦全勝へフル回転辞さず

 阪神・湯浅京己投手(23)が26日、逆転CS進出を目指し、残り3試合のフル回転も辞さない覚悟を示した。42ホールドポイントで中日・ロドリゲスと1位タイ。タイトルよりも「チームの勝利を優先して、どんな場面でも行けと言われたら行く」と語った。矢野監督は最多勝がかかる先発・青柳についてもチーム優先の方針を明言し、スクランブル態勢を敷く考えだ。

 快晴の甲子園。キャッチボールなどで戦闘態勢を整えた湯浅は、逆転CS進出に向けて闘志を燃やした。Aクラスを争う全球団が自力CS進出の可能性が消滅。ヤクルトとの残り3試合で全勝が求められる中、勝利への思いを口にする。

 「残り3試合なので、どんな場面でも、どんな状況でもマウンドに上がったら『0』で抑えて、チームの勝ちに貢献できるようなピッチングがしたい。どんな場面でも行けと言われたら行く」

 27日は青柳、28日は伊藤将が先発マウンドに上がる。絶対に落とせない試合だけに、状態次第で先発の早期降板も辞さない。矢野監督は「もちろん(青柳に)最多勝をとらせてやりたい」としつつ「もちろんチーム優先。勝てるために(中継ぎを)選択してやっていきたい」。青柳は最多勝のタイトル、伊藤将には2年連続2桁勝利がかかる中、〝勝利至上主義〟の采配に徹する考えだ。

 湯浅も現在、42ホールドポイントで中日・ロドリゲスと並んでリーグトップタイ。最優秀中継ぎ投手のタイトルがかかっているが、ホールドシチュエーションでの登板になるとは限らない。「狙えるものはもちろんとりたい。ただ、ホールドがつく場面であろうがなかろうが、勝ちを優先して精いっぱいやるだけ」と記録よりもチームの勝利が優先だ。

 ヤクルト戦は今季、8試合の登板で防御率0・00。NPB日本選手最多56号に王手をかける4番・村上は無安打に封じている。

 「向こうも記録がかかっていて、狙ってくる。対戦したら抑えられるように」。ここまで56試合に登板し、身を粉にしてブルペン陣を支えてきた。虎のセットアッパーが一球、一球に全力を注ぐ。

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